温泉の入浴方法

日本人は温泉が身体に有効にはたらきかけることを経験的に知り、独特の入浴方法を生み出したと考えられます。
温泉の入浴法は、全身浴、半身浴、部分浴、特殊な入浴等あります。
ここでは温泉の入浴方法とその効果及び注意点等を簡単に紹介します。

半身浴

お風呂でみぞおちまでをお湯に漬けるのが半身浴ですが、その目的は肺や心臓などの循環器系に負担をかけることなく体を温めることにあります。
体内環境が低温・低栄養・低酸素になると発癌しやすくなったり、癌が発育しやすくなったりします。
このことから体を温める事は重要です。
半身浴を行う最適な温度は38〜39℃です。
最低でも20分以上、一日の内で体温がもっとも高くなる夕方がお勧めです。
長時間の入浴をすると汗をかきます。
上手に水分補給をしながら入浴してください。

部分浴

部分浴は、身体の一部分を温泉にひたらせる、または浴びる方法で、該当する部分によって
「かぶり湯」「打たせ湯」「腰湯」「足浴」などに分けられます。
「かぶり湯」かけ湯と同じで入浴前に頭からお湯をかぶることで、脳貧血の予防となります。
「打たせ湯」とはお湯を滝のように落下させて肩や首筋、腰などを打たせる方法で、温熱と落下させる圧力により筋肉をやわらげます。
肩こり、腰痛にも効果があります。
「腰湯、足欲」とは体の腰から下、また足だけを温泉につかる方法で血行を促進することができます。

特殊な入浴

その他温泉には、特殊な入浴方法が多数あります。
「泥湯」は温泉に鉱泥・泥炭など天然の泥を加えたものに入浴する方法です。
全身浴と部分浴があり、大分県・別府温泉郷の泥湯などが有名です。
慢性関節リウマチ・痛風・骨折・捻挫などに効果があります。
「砂湯」は海岸や川岸の砂に身体を埋め、湧出する温泉に入浴する方法です。
鹿児島県・指宿温泉の「砂蒸し」などが有名です。
運動器疾患・神経痛などに効果があります。
「温泉蒸気浴」は温泉の蒸気を利用した入浴法で、肥満症・神経痛・疲労回復などに効果があります。